【700人に聞いたサーフィンのトラブル体験談】ローカル問題、初心者いじめ、女性軽視などの嫌がらせ行為に向き合う

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!
波乗り夫婦

こんにちは!波乗り夫婦です!

以前、私たちのYOUTUBEチャンネル『波乗り夫婦チャンネル』のフォロワー約700人に向けて、「サーフィンに何を求めるか」のアンケートをとりました。

コウヘイ

大会や級などにフォーカスせず、
「しがらみ関係なく自然の中でただ波をキャッチして楽しんでいたい」
という人がサーファー人口のほとんどだと感じています!

僕たちはそんなファンサーファーに向けて日々発信しています。
しかし多くの方がファンサーフを求めている一方で、海での嫌な経験がある人も8割以上(ほとんどの人)いるようです。

波乗り夫婦としては、一人一人が楽しくサーフィンできたら良いと考えていますが、多くの人が嫌なエピソードやトラウマなど抱えている現状。

海には精神的に余裕のある人もいればそうじゃない人もいます。
器の大小もあるので仕方がない部分はありつつも、寄せられたアンケート結果を見ると理不尽な内容がとても多い印象です。
今回は寄せられたエピソードを紹介しながら、僕たちの想いも含めてお伝えできればと思います。

コウヘイ

もちろん嫌な思いをした当人に問題があった場合もあり得るという前提です!

アサミ

ルール違反とかね。

しかしこういった前提でありながらも、あまりにも嫌な思いをしたエピソードが多すぎる…

この記事を公開する目的としては、読者の皆さんはそうならないように、そうしないように、反面教師として読んでもらえたら嬉しいです。
そして同じ経験をした人がいれば、これを読んで心が軽くなってくれれば嬉しいです。

これをきっかけに日本のサーフィン業界が少しでも良い方向へ向かえば嬉しいです。

目次

サーフィン中の嫌な思い①初心者いじめ

一般サーファー

初心者の頃、もちろん私が悪いのですが、
謝っても中指を立てられたり怒鳴られたりして、浜辺で体育座りして反省している自分がいました。

一般サーファー

めちゃくちゃ下手なのですが、波街していたら「下手くそが入ってくんな」と言われた。

一般サーファー

初めて4年でスポンジボードに乗っていたら、スポンジボードをバカにされた。

一般サーファー

一生懸命練習していたら、「下手なんだから乗れないでしょ?海あがったら?」と言われた。

波乗り夫婦としては、初心者の人はなるべく近くのサーフショップやサーフィンスクールに通うよう勧めていますが、そこでも上記のような嫌な思いをしてしまう例も。

コウヘイ

僕も初心者の頃、何もしていないのに「あっちでやれ」と言われたことがあります。

邪魔していないのにこう言われてしまうのは初心者あるあるなのではないでしょうか。

アサミ

”誰かの海”じゃないから共存していく姿勢を持つことが当たり前であってほしいですよね。
危なかったら危ないで説明してくれるのは良いけど、「あっちでやれ」は乱暴だと思う。

自分がしてきた苦労を人にもさせようとする人は一定数います。日本は特に多いですね。
もしかしたら「あっちでやれ」と言ってきた人も初心の頃にそう言われてきたのかもしれませんね。
しかし今は令和です。こういった昭和のやり方はどうなのでしょうか。

日本のサーフィン業界が発展しない理由

誰もが初めは初心者。しかしそれを忘れて初心者に辛く当たったりする人が、特にサーフィンの世界では本当に多い。

コウヘイ

人に迷惑をかけなければ全然下手くそなままでも良い、上手くならなくても良いんですよ。
上手くならないといけないという日本のサーフィン界の風潮は必要ないと思っています。

サーフィンは自然を相手にする危険なスポーツでもあるので、初心者に厳しいのも仕方ない部分ではありますが、加減が必要だと思います。

日本のサーフィン界が盛り上がらない理由は、こういった初心者への厳しすぎる風潮が恐怖心やトラウマを生み出しているからではないでしょうか。
事実、それでサーフィンを辞めてしまう人が多いのです。

若い層・初心者層が育たないと、全体のサーフィン人口が減ってしまいますよね。
サーファーの高齢化が進みサーフィン業界は廃れていきます。
日本の小子高齢化者問題と似ていますね。

ただでさえ道具も高くお財布事情も苦しいなかで皆サーフィンをしているので、少しでも続けやすい雰囲気作りが今後求められているのではないでしょうか。

サーフィン中の嫌な思い②ローカル問題

群を置いてコメントが多かったのがこれらのエピソードです。

一般サーファー

初めて入ったポイントの駐車場で真後ろに車をつけられ、
そのローカルが上がってくるまで帰れないという嫌がらせをされた。
(広い青空駐車場にも関わらず)

一般サーファー

駐車場で所有物を隠された。

一般サーファー

わざと前乗りばかりされた

一般サーファー

わざと前乗りをされ、
「ここは俺らがやってるから帰れ」
と言われた。

一般サーファー

ローカル色が強くないポイントで
「お前誰?誰の許可もらって入ってんの?」と言われた。
そして「ローカル以外は出ろ」と言われしつこく追い回された。

一般サーファー

「〇〇の板とウェット以外を使うならここで入るな」
「チーム員じゃない人はプライオリティがないから波に乗るな」
と言われた。
そして後から団体で入水してきてピークを陣取り、回し乗りされた。

一般サーファー

前乗りして謝ったのに睨まれ続けた。

コウヘイ

これは…かなり重たいですね…

全体として、「自分が自分が」という世界なので周りが見えていないんですよね。
そういう嫌がらせ行為をすることで周りがどんな雰囲気になるのかわからない人が少なからずいるみたいです。

コウヘイ

ちなみに僕も「〇〇の板とウェット以外を使うならここで入るな」に似たエピソードがあります。

コウヘイのエピソード

以前東京からとあるオープンポイントに通っていた頃、

ローカル

ここビジターは入れないから!

と駐車場で言われたことがあります。
しかしその文句を言ってきたローカルの人が僕の車周りを見てから、急に態度が変わったんですね。

この頃僕の車には、あるレジェンドのサーファーのステッカーを貼っていました。
またそのレジェンドのブランドのサーフボードも積んでいました。
それを見て、

ローカル

このボードに乗っているなら…

とコロっと手の平を返してきたんですね。

これに対して思うことは恐らく皆さんも同じだと思うので割愛しますが、
強すぎる愛情は曲がった愛情になってしまう事があります。

良いローカルの人もたくさんいることは大前提で、時々こういった残念なローカルも少なからずいる事が永遠の課題ですね。

サーフィン以外でも、例えば住む場所でよそ者が来て馴染めない排他的なエリアもありますよね。
そういった場所はなかなか若い人たちが育たないので、今後の在り方が課題ですよね。

サーフィン中の嫌な思い③女性軽視

波乗り夫婦ちゃんねるの視聴者は女性の割合がとても高いです。
そのため女性ならではの意見や嫌なエピソードも結構集まりました。

一般サーファー

女だから乗れないと思って前乗りされる。

一般サーファー

「女のくせにショートやるな」ってピークで言われた。

一般サーファー

女だと舐められる。目があっても堂々と前乗りされる。

一般サーファー

乗ろうとした時にリーシュ引っ張られた。

アサミ

「確信犯に前乗りされる」「真横や真ん前で一緒にパドルされる」は女性である私も経験済みです。
また女性だけで波待ちしていると、乗れないと思われて男性に横につけられる事もあるあるですね。

コウヘイ

それは僕もサーフィンであさみさんをみていて感じていました。
女の人だから乗れないだろうと波を取りに行くのは、
だいぶセコいやり方です。

サーフィン中の嫌な思い④理不尽系

一般サーファー

「ここはお前のレベルが入っていい場所じゃないんだよ、上がれ」と言われた。

一般サーファー

集団で入ってきて「あっちへ行け」と言われた。

一般サーファー

集団で入ってきて、その人たちだけで回し乗りし始めた。

一般サーファー

仲間内で波をローテーション。大きい話し声と下品な笑い声。

集団で入ってきた事に嫌な感情を抱いたエピソードが多いですね。

我々日本人はもともと農耕民族で村社会でした。
そのような生き方がDNAに染み付いているので、やはり集団になると人は強くなる傾向があります
1人になった時に途端に大人しくなりますよね笑

コウヘイ

僕も学生時代はよく1人でサーフィンをしていたので分かるんですけど、
自分1人で入っている時に5人グループって来られると疎外感は感じていましたね。
グループ内で回し乗りなどなく波をシェアできれば良いんですけど、そういうシチュエーションってあまりないですよね。

また「サーフショップの集団で入ってきて回し乗りを始められた」という経験は僕たち2人ともあります。
同じ嫌な思いを人にさせたくないので、僕たちは群れずにサーフィンをしています
(僕たち2人+友達1人くらいまで)

ローカルコミュニティとかショップコミュニティに深入りすることはあまり好きではありません。
何故なら、それらもひとつのコミュニティ(=群れ)になってしまうからですね。
サーフショップ単位やローカル単位でピークを独占してしまい、1人の人が嫌な思いをするってこともわかってるからです。

波乗り夫婦の想い

理不尽な思いをしながらもサーフィンを続けていける人がいるのは、それだけサーフィンが楽しいからだと思います。
それでも傷ついた経験からモチベーションが下がりサーフィンを続けられなくなる人もいますよね。
僕たちが言いたいのは、「ファンサーファーは楽しくやっていけたらいいじゃん」というメンタルを持ってやっていきましょうということです。

サーフィンで「自他共栄」は難しいということ

「自他共栄」とは、「自分も他人も栄えられるようにしていこう」という意味の言葉です。
サーフィンで言えば初心者に優しく教えてあげようという姿勢や、ビジター・ローカル・男女関わらずお互いをリスペクトする姿ですね。
これが成り立たない世界は絶対におかしくなります。逆にそこができるようになればもっと平和な世界になります。

しかしサーフィンにおいて自他共栄の実現ができるとは現状思えません
何故なら様々な価値観や正義を持っている人たちがいる中で、分かり合うことは恐らく出来ないと感じているからです。
だからこそ変な人、様子がおかしい人には「近づかない」「そこから離れる」ことが大事です。

コウヘイ

他のところで緩くやれば良いんです。

選択肢を増やすことで”衝突しないサーフィン”を

変な人、様子がおかしい人には「近づかない」「そこから離れる」ことが大事ではあるものの、ショートボーダーが乗れるピークって限られていますよね。
ショートだと混んでいるポイントに入らざるを得ない事が多いですが、ボードの長さの選択肢を増やすこと(例えばソフトボード、ミッドレングス、ロングボードなど)で、ピークの選択肢も増えますよね。

アサミ

自分が大人になってあげる事で、結果良い方向に向かうかなと思ってます。

このように衝突しないようにサーフィンすることで自分も楽しめると思います。

コウヘイ

コンペに集中したい人、ファンサーファー、それぞれでやっていけば良いんですよ。

あわせて読みたい
【2025年版】ネットで買える激安サーフボードランキング!サーフィン初心者もOK!【ショート/ミッドレン... 波乗り夫婦ブログでは、これまで様々なサーフボードを紹介してきました。今回は、2025年にネットで買えるおすすめの激安サーフボードをランキング形式でご紹介します。...

波乗り夫婦公式LINEをはじめました♪

いかがでしたか?
もちろん僕たちの考え方に共感できない人も一定数いると思います。
そこは仕方がない事だと思っています。

一方、僕たち波乗り夫婦はこういった想いやスタンスに共感してもらえる人とこれからどんどん繋がっていきたいと思っています。
そこで公式LINEを始めました。

友だち追加

今後は公式LINEに参加してくれた人に向けて、何か楽しい事ができないか企画中です。
こういった同じ思いをもった人たちと繋がりを作ることによって、一人一人がちょっとずつ変わっていくんじゃないかなと思います。

アサミ

トラウマがある人はそれを共有したらもっと楽に生きていけるしね。

こうした繋がりが大きくなっていくと自他共栄のカルチャーや雰囲気を作っていけると信じています。

お知らせ

今年2025年11月に誰でも来られるオフ会を千葉のビーチフロントで開催予定!
プレゼント企画など色々考案中です。

波乗り夫婦

恐らくオープンなイベントとしては最後になります…!

詳しくは僕たちのSNSで発信していくのでフォローをお願いします。

あわせて読みたい
データで見るサーフィン事情【サーファー500人が回答 みんなのサーフィンあるあるアンケート】 500人以上のサーファーに聞いた サーフィンに関するアンケートを実施!〝 週何回サーフィンする? サーフィンにかけるお金は? サーフィンの好きなところ・嫌いなところ〟 みんなが気になる質問を一挙にご紹介。
あわせて読みたい
【サーフィン ローカル問題】海を愛するすべての人へ、ローカル・ビジター 共存の道を探る サーフィンをしていると、切っても切れないのがローカルとビジターの問題。他のスポーツにはない特殊な文化だけど、なぜ問題視されるのか?ローカルとビジターの共存は可能なのか?ローカル目線・ビジター目線の両方から考えてみました!誰もが気持ちよくサーフィンできる海になるように、みんなに読んでもらいたい記事になっています。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

【 波乗り夫婦ちゃんねる 】
20代でサラリーマンを辞め、海の近くに移住した夫婦。
毎日サーフィンのあるライフスタイルを配信中。
日本全国、海外でも活動しています。
インスタグラムは毎日更新!
〈 記事代筆 : Nanako → Instagram @nanako_chikyujin 〉

コメント

コメントする

目次