車中泊と聞くと、ハイエースなどの大型車やキャンピングカーを想像する人が多いかもしれません。
しかし小型車でもカスタムすることで、車中泊に最適な車に変わります!
今回はスズキの軽バン「エブリィ」を 車中泊×サーフィン仕様に自分たちでカスタムしたので、アイデアや方法をご紹介します。
自作DIYで軽バンをカスタムしたい
ルーフテントを設置するか迷っている
こんな人に、参考になる内容をブログと動画で紹介しています!
ぜひ最後まで読んでみてね〜
軽バンカスタム ルーフテントの設置でキャンピングカー仕様に
軽バン車中泊のデメリットは、就寝スペースと荷物置きを同時に確保できないこと。
寝る時は バックシートを倒してフルフラットにするため、後ろに積んだ荷物をどかさなくてはいけません。
荷物をフロントシートやルーフボックスへ移動させる作業は、意外と大変だったりします。
そこでスズキの軽バン「エブリィ」の車上に、ルーフテントを設置しました。
今回自分たちでルーフテントの設置をしたので、設置手順やおすすめの選び方をご紹介します。
ルーフテントとは?
ルーフテントとは、車の屋根に設置する開閉式テントのことです。
荷物をどかさなくても就寝スペースを確保できるのが、ルーフテントを設置する最大のメリット。
他にも設置して良かったと感じたことをご紹介します。
ルーフテントを設置するメリット
テントの設営・撤収が簡単で早い
荷物をどかさなくても就寝スペースが確保できる
メッシュになった窓がついているので風通しが良い
目線が高いので眺めが良い
結果的に、ルーフテントはとても便利でした。
デメリットを挙げると、設置に関する費用がかかること・駐車場の高さ制限に気を付ける必要があること。
駐車場の高さ制限に影響しない高さのルーフテントを選ぶことで、デメリットについてはそこまで気にならないかもしれません。
ルーフテントおすすめの選び方
ルーフテントを選ぶ際に、おすすめの選び方をご紹介します。
使用人数に合わせてテントの種類を選ぼう
ルーフテントの種類によって、収容人数が変わります。
シェル型
1〜2人用
本体がコンパクトで設営・収納が簡単。リーズナブルな価格帯のものも多い。
デメリットは、テント内がやや狭いこと。
タワー型
2〜3人用
天井が高く開放的、設営・収納も簡単。シンプルで、使いやすい。
テント型
3〜4人用
車幅より広く展開するものも多く、テント内が広い。
デメリットは、設営に車2台分のスペースが必要となるため、使用できる場所が限られる。
(※道の駅・SAでは使用できないことがある。)
設営・収納方法の種類を選ぼう
ルーフテントを設営・収納する方法は、電動式・ダンパー式・組み立て式の3種類があります。
電動式
設営・収納が全自動のため、準備に手間をかけたくない人におすすめ。
しかし、価格が高いものが多い。
ダンパー式
ワンアクションで展開が可能ですが、収納の際に はみ出たテントをしまうのは手動のタイプ。
設営・収納が比較的簡単で、電動式に比べると価格が手頃なものもあり。
組み立て式
設営・収納をすべて手作業で行うタイプ。
モーターやダンパーがないため、軽量で低価格であることがメリット。
コストをなるべく抑えたい人におすすめ。
耐水圧をチェックしよう
耐水圧とは、雨が降ってきた時に テントの中に水が染みこまず耐える力を表します。
耐水圧は、500mm以下〜10.000mmを超すものまで様々ですが、
一般的なテントの耐水圧について どの程度の雨に対応できるのか、目安をご紹介します。
耐水圧 500mm以下:小雨に対応
耐水圧 1000~1200mm:通常の雨に対応
耐水圧 1500mm〜:大雨に対応
通常の車中泊仕様であれば、耐水圧 1500〜2000mmのテントを選ぶのがおすすめです
耐水圧は雨に耐える機能以外にも、以下のようなメリット・デメリットがあります。
耐水圧が高いテントのメリット:冬は冷気を遮断するため、あたたかい。
耐水圧が高いテントのデメリット:通気性が悪くなるため、夏は蒸し暑くなりやすい。
耐水圧が高ければ良い、ってわけでもないんですね
ルーフテント設置の手順
ルーフテントの設置は、自分で行うことが可能です。
業者に依頼すると設置にかかる工賃がかかるため、波乗り夫婦は自分たちの手で設置を行いました。
ルーフテント設置の手順を、ご紹介します。
ベースキャリアを設置する
ルーフテントを設置するには、ベースキャリアと呼ばれる土台が必要となります。
私たち波乗り夫婦は「Terzo(テルッツォ)」のベースキャリアを使用しました。
設置したキャリアは全部で8つ。
まずは仮止めをして、設置幅が均等になるよう調整します。
また設置幅の調整が終わったら、各キャリアが水平であることも確認しましょう。
ルーフテントを設置する
ベースキャリアの設置が完了したら、いよいよルーフテントを載せていきます。
今回購入したのは、タワー型のルーフテント。
約13万円で購入しました!
設置したベースキャリアの上にルーフテントを載せ、ボルトで固定していきます。
テント本体が60kg以上あるものも多いため、
車の上に載せていく作業は 成人男性何人かで作業することをおすすめします。
ルーフテントの設置について、こちらの動画で詳しい手順をご紹介しています
軽バンカスタム 外装をDIYで塗装
もともとブラック 1色だった スズキの軽バン「エブリィ」を、
ブラウン×ブラックのツートーンに 塗装していきました
用意するもの
ヤスリ 400番
マスキングテープ
養生テープ
ペンキ
ハケ
ローラー
ペンキを入れる容器
塗装の手順
やすりがけ
塗装部分の表面を、400番のヤスリで傷つけていきます。
傷をつけることにより、ペンキがのりやすくなるためです。
養生
塗装しない部分をマスキングテープ・養生テープを使い、養生します。
塗装
ハケとローラーを使用して、ペンキで塗装していきます。
私たちが使用したペンキは、カンペパピオというブランドの水性塗料(アンティークブラウン)です。
ネットで、1缶2000円ほどでした!
ペンキを塗る作業は、大変だと感じる人もいるかもしれません。
私たちは作業中、無心になれるので良いな〜と感じました
軽バンカスタム 内装をサーフィン×愛犬 仕様に
今回は外装だけでなく、内装のカスタムもしたのでご紹介します!
車内にサーフボードを中積みできるルーフキャリア設置でサーフィン仕様に、
バックシートは愛犬のマイトが広々くつろげるような愛犬仕様となっています。
車内用ルーフキャリア設置
サーフボードを車内の天井スペースに中積みできる、車内用ルーフキャリアを設置しました。
手軽に使いたい場合は ベルトタイプ、
安定感を求める場合は 固定式バータイプがおすすめです!
ちなみに私たちは、固定式バータイプをDIYで設置しました。
車内のアシストグリップ(手すり)に金具を取り付け、
イレクターパイプを固定すれば、意外と簡単に設置できます!
サーフボードが2〜3枚収納できて、とても便利ですよ
バックシートは愛犬仕様に
愛犬のマイトがバックシートでくつろげるよう、ペット用ドライブシートを設置しました!
ペット用ドライブシートを設置することで フロントシートとバックシートの隙間が埋まり、
スペースが広がります。
フロントシートとバックシートのヘッドレストにひっかけるだけで設置できるため、とても簡単です。
広々とくつろげるようになって、大満足〜
軽バンカスタムにかかった合計費用を公開!
今回私たちが スズキの軽バン「エブリィ」のカスタムにかかった費用は…
合計で 約20万円 です!
カスタム費用内訳
ルーフテント:13万円
ベースキャリア:2万円
ペット用ドライブシート・座席シート:3万円
その他塗料など:2万円
「エブリィ」の車体自体は 中古で10万円だったため、車体購入価格よりカスタム費用が高くなってしまいましたが…
車中泊が快適になったため、後悔はしていません
軽バンカスタムで最高のサーフトリップを楽しもう
波乗り夫婦流 軽バンカスタム、いかがだったでしょうか?
誰もが簡単に真似できる内容ばかりなので、これを読んでくれたあなたも、ぜひ挑戦してみてください。
車中泊仕様の軽バンがあれば、ハイエース要らずかも…
特にルーフテントに関して、迷っている人がいれば ぜひおすすめ。
寝るスペースがしっかりと確保されるので、車中泊が何倍も快適になります。
軽バンカスタムで、最高の車中泊サーフトリップを楽しみましょう
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