保護犬ゴールデンレトリバーのマイトが余命1ヶ月、末期がんで旅立ちました

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波乗り夫婦

こんにちは、波乗り夫婦です。

皆さんにお知らせするまでに少しお時間をいただきましたが、
この度、僕たちの家族であるゴールデンレトリバーのマイトが12歳で旅立ちました。

マイトを可愛がってくれた皆様、ありがとうございました。

子供を失ったような、家族を失ったような感覚です。
気持ちが落ち着くまでYouTubeは一度おやすみさせていただきますが、マイトのことを残しておきたいと思い、ブログにさせていただきます。

目次

マイトについて

マイトは7歳の時に我が家に来て、12歳までの約5年間を僕たちと一緒に過ごしました。

うちに来る前はというと、外飼いされていたそうです。
外の檻の中で飼育放棄ガリガリの状態だったのを、僕たちで引き取りました。

18kgぐらいでゴールデンなのに中型犬ぐらいの重さ。
ガリガリで骨も浮いてるような状態で来て、検査したらフィラリアに感染していました。

しかもフィラリアも末期症状がでており、とても衰弱していて呼吸音もほとんど聞こえない状態まできました。
まさに亡くなる寸前です。

しかし、私たちの呼びかけで目を覚ます奇跡がおきました。
そこからみるみる回復して、本来であれば完治まで1年以上はかかると言われていたのが、短期間で完治してしまいました。獣医さんも首を傾げるほどの奇跡でした。

あれだけ重症だったので私たちも驚きました。

飼育放棄されていた犬特有の”人間不信感”はそこまで強くなかったものの、 最初は遠い目をして顔も合わせてくれませんでした。

僕らが2時間ぐらい外出した時に家の中をメチャメチャにしちゃうことも。

しかしそれも半年ぐらいでおさまり、どんどん距離が縮まり素敵な笑顔を見せてくれるようになりました。

アサミ

やんちゃでいたずら好きなんだけど、とても優しさがある子だったよね。

コウヘイ

顔も僕にちょっと似てきたしね。

アサミ

似てきた笑

うちに来る前の6年間は、マイトはとても過酷で辛い状況にいたと聞いていたので、
うちに来てからは最高の楽しい思いをさせたいと、日本全国を一緒に旅しました。

北海道の知床から南は宮崎まで、日本全国一緒に行けるところは全部行きましたね。
本当に車乗るのが好きで、いろんなところに行くのが本当に好きな犬でした。

ところがマイトが10歳の時に悪性リンパ腫が発覚。
悪性ではあるものの進行は緩やかな癌だったので、そのまま寿命を迎えられるだろうと治療はしませんでした。抗がん剤や手術も全くせず、自然のままに任せつつ常にマイトと一緒にいようと決めました。

2年間リンパ腫の症状は出ず、定期的な血液検査でも気にするべきものはありませんでした。

一方、僕たちが住んでいる南房総は夏の湿気と暑さがとても過酷です。
山に家を買って、10歳を超えたマイトでも毎年涼しく夏を過ごせるような暮らしを今年から構築していきました。

そんな今年の夏の終わり、マイトに膵炎の症状が出ました。


4日程ですぐ良くなり、「一時はもう大丈夫だ」と思われましたが、その後変な咳がずっと続くようになったんです。
咳は一向に良くならずレントゲンを撮ったところ、肺の全体にわたって悪性リンパ腫が転移していました。

施しようのないほどの白い影が胸全体に広がっていて、かなりショックでした。

そして余命一ヶ月を宣告されました。

余命宣告時点でもマイトは元気だったので、さらに心の準備ができませんでした。

それから毎日のように症状がちょっとずつ変わってきました。
肺が片方機能していないような状態だったので、安楽死を提案されたほど。
獣医さんからみても今後苦しむことが予想されていました。

このマイトが…とショックでしたね。

一度は安楽死もを選択しようかと思った瞬間もありました。

でもマイトは立派でした。
旅立つ直前で自分で立ち上がっておしっこしたんですよね。水も飲んだし。
とにかく自分でやれることは全部自分で進んでやったんです。
まるで自分の状況すべてを受け入れていたように。

大型犬の介護ってすごく大変だと言われていますが、僕たちに負担がかかることは一切なかったんです。


そして診断から10日ほど経った15時55分、マイトは私たちの前で旅立ちました。
安楽死ではなく、自然に。

僕たちの目の前で呼吸が止まる。
心臓が止まる。 その瞬間もみんなで一緒にいられました。

おそらく本当に苦しかったのは最後の2週間とか10日程ではないでしょうか。
とにかく美しい旅立ち方でした。

マイトが教えてくれたこと

コウヘイ

いつもヘラヘラしてたのに、最後の最後で先輩になるんです。
マイト先輩に。

アサミ

結構学ぶところがいっぱいあったよね。

命には必ず終わりがある

まずは当たり前なのですが、「あ、亡くなるんだ」ってことを、マイトから教わりました。
生き物は必ず亡くなるのは当たり前なんですが、怖いから自分の感覚から遠ざけてしまいがちです。
でも、誰でもいつかは亡くなる。
私たち生き物には終わりがあるということを改めて感じさせられました。

目の前の「日常と当たり前」の儚さ

そして気付かされたのが”当たり前と日常の大切さ”です。
マイトとの当たり前にあった日常が一瞬にして全てそこでなくなり、全部が懐かしくなりました。

いかに目の前にあるこの「日常」と「当たり前」を味わうかが大切だと気付かされました。

大きな後悔は防げる

マイトがうちに来てからは、楽しさ99.9%、最後のつらさ0.1%くらいにしてあげられたと思います。

3 人でいる時間をたくさん作れました。
「もっとこうしてあげられたら良かったな」といった大きい後悔が1mmもないんです
そこで思ったのは、その「大きい後悔」というものは生きている中で防げるということです。

人は自分が亡くなる直前になって「ああ、こうしておけばよかった」と後悔するといいます。
しかしその「後悔」は減らせるんです、今からでも。

マイトと過ごしたこの5年間に後悔はありません。
それを実現できたということを、マイトから教えてもらいました。

”死”というものの、「尊さ」

今回のマイトから教えてもらった一番大きな事はこれです。

僕は死が「怖いもの、悪いもの、恐ろしいもの」という感覚が強くありました。
「自分の存在がなくなるって何なんだろう。」と考えることがありました。

そして僕にとって今回のマイトの死は、はじめて身近に向き合った死となりました。
マイトからは、死というものは尊いんだとすごく感じたんです。
「亡くなる」ということが怖くなくなったんですよ。

僕たちが亡くなったら、魂レベルで多分マイトとはまた会える気がするんですよね。
おそらく魂を磨くために僕らは生きてる。
何かの課題があって生まれてきて、そんな魂を磨いて磨いて全うして、また魂になって…。
その循環なんじゃないかなって思っています。

YouTube活動はしばらくお休みします

ここまでマイトとの思い出や学びを書いてきましたが、やっぱりものすごく寂しいです。
すぐそばにいた存在が、意識も肉体もなくなってしまった。
突然、涙が込み上げてくることもあるし、無気力になってしまうこともあります。

心にぽっかり穴が開くってこういうことなんだなあと、亡くなってからしばらく経った今、現実を眺めてしみじみと思うのです。

僕たちは、ここでしばらく休み、新しい人生のリスタートに向けて準備をしていきます。
YOUTUBEやSNS関連はお休みしますが、宿泊施設ファンサーファーズは継続いたします。

※こちらのブログも更新していく予定です。
引き続き応援いただけると嬉しいです。

おい、マイト。愛されすぎだぞ。

生前、マイトを愛してくれた、可愛がってくれた皆さんからお花をいただきました。
ありがとうございました。

アサミ

マイトの魂はキラキラと輝いているらしいよ。

コウヘイ

そりゃそうだ。こんなに愛されていたんだもん。

またいつか会おう。大好きだよ。
存在する形は違うけど、お互い楽しく過ごそうね。

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この記事を書いた人

【 波乗り夫婦ちゃんねる 】
20代でサラリーマンを辞め、海の近くに移住した夫婦。
毎日サーフィンのあるライフスタイルを配信中。
日本全国、海外でも活動しています。
インスタグラムは毎日更新!
〈 記事編集 : Mao → Instagram @d_mao_h 〉

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